Q 合気道は護身術になるの? A なります。

合気道は護身術になりますか?との質問に対しては、

なります。最適です、

合気道は、攻撃してきた相手の力を受け流して技をかけます。

ですから、護身術そのものと言えるでしょう。

ただ、「相手が殴ってきたら、かわして相手のの金的を蹴り上げる」というような護身術ではありません。

危険から身をかわすことが護身術の目的ですから、

喧嘩で相手に勝つというのとは別です。もし、トラブルに巻き込まれて相手に反撃したとします。

結果、相手がケガをしてしまい正当防衛が成立しなかった場合、回避しようと反撃したほうに、

法的な責任が課せられるケースも十分考えられます。生活や家族を守るという意味では、

当事者の社会的責任まで想定して護身術を考える必要があります、

合気道には、相手の攻撃をかわすための{さばき}掴まれた手を解くための{離脱}など、

相手を傷つけずに攻撃をかわすためのテクニックが多く含まれていますので、

広い意味で護身の技術を会得することができると考えられます。

稽古そのものが、相手が手を掴んできた場合 

袖を掴んできた 肩を掴んできた場合を想定して昔から伝わる合気道の技を反復稽古します、

他にも正面を打ってきた場合 横面を打ってきた場合 突いてきた、場合など 

(伝統を重んじるので今だに昔の人の学んだままの技の稽古が多い)

ですので護身術そのものと言えますが、

それ以上の魅力を秘めた武道が合気道

合気道は力によって技を施すのではなく

相手の力を利用して

人間の持つ特性の

感情と反射神経

なども利用して行います。

しかし最強とは違います。

映像で見る護身術は映像の為の護身術です、

ですので最後はカッコ良く抑えて決めますが、

実際に現実の社会の中では、抑えることができても、

その後どうする?

警察が駆け付けるまで10数分抑えたままでいれるのか?

どうやってその場所を収めて帰るか?

技がきれいに決まり相手に怪我をさせたらどうするのか? 

動画映像を撮影されて合気道の技と判断され過剰防衛で起訴されたら?

(警視庁 東京都の警察機関)では、女性は合気道が必修とされています

のでその行為を見れば合気道を稽古しているかどうかは直ぐに判断できます

黒帯の合気道の技は

法律では

凶器としてみられます

ですので 

合気道の技は自分の命にかかわるような場面でしか発揮しないのがいいのです

護身術とは、自分の身体と心を守るものです、

相手に勝つことが護身術ではないのです。

勝ち負けのない引き分けが

お互いに身体も傷つかず心も傷つかないのです。

稽古ではきちんと最後は相手を抑えます。しかし、

護身術では場面にもよりますが

相手を押さえつける必要はありません。

相手の気持ちを鎮めお互いに和して帰るのが一番です。

相手の気持ちを鎮めるには、

状況にもよりますが多少いざこざななば、

戦わずして勝つが一番

戦わずに勝つには

相手にこの人は何かを潜めていると

思わせてあきらめさせることで、

戦意を喪失させることが出来れば 

その場を収めることが出来ます

そして、

握手でもして別れるのがいいと思います

誰しも負けたくはないんですよね

お互いが勝つには引き分けが一番

何かを潜めていると

思わせるだけでいいんですよね

そう思わせるのには風格が必要です。

風格は

合気道の稽古を続けることで

自然と身についてきます。